江戸千家の初釜を初体験!お茶に興味のある人は是非味わって欲しい…年に一度のお楽しみ

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江戸千家の初釜を体験してきました

ユキ
こんにちは!着物Lifeアドバイザーのユキです(*^^*)
先日、目黒雅叙園の渡風亭にて、江戸千家の初釜を体験して参りました。

和服を着ていると、お茶もお華もたしなみがあると思われがちですが、
わたしはお茶は専ら頂く側、お華も体験したことがある程度…。

なでしこ
では、ユキさんも茶道初心者なのですね~。
ユキ
その通りでございます。

どちらも”道”という文字がつくだけに、一生をかけて対象と自分と向き合うものなんだろうと思っています。興味はあるのですが、今のところはまだ…という現状です。

そんな中、年明けにはじめて行われる茶会=初釜を体験する機会がありましたので、当日の様子を記事にまとめてみました。

きっと私と同じように茶道や茶会に興味はあるけれど、勇気が出なくて参加するに至らないという方の参考になれば幸いです。

尚、茶道に関しては素人ですので、こちらは素人が初釜にはじめて参加した感想として綴ります。

 

お茶に興味があるけれど、敷居が高く感じてしまう

お茶に興味はあるけれど、敷居が高いと感じてしまう…。

はい、これ、わたしです。
お抹茶が美味しいのは知っている。
茶道という道があるのも知っている。

けれど…

・どんな風に振る舞えば良いのかわからない
・間違ったことをして恥をかきたくない
・無知だと思われたくない

知らない故の恐れや、失敗をして恥をかきたくないという気持ちがあります。それは、普段から着物を着ていても同じこと。わたしも茶道はまるきりの初心者なのです。

けれど…
・知らなかったら一生このまま、ずっとこの先同じ想いを持ちたくない。
・失敗したとしても興味を持つものを実際に体験してみたい。

そんな気持ちが少しだけ勝り、「初めての人にも気軽に茶道を楽しんでいただきたい!」というお心を持った方からのお誘いでしたので、思い切って参加してみることにしました。

このとき、とても大切だと思ったのは、側に

質問できる人がいること。

流派は異なりますが、普段から茶道に親しんでいる信頼できる方々を誘って参加しました。きっと一人だったらドギマギして心から楽しむことはできなかったと思います。

やはり、はじめてのことを経験するには、経験のある方と一緒に行うのが一番ですね(^^♪

 

初釜とは…?

今回参加させていただいたのは、初釜。
初釜とは、年が明けてはじめておこなわれる茶会のこと。

今まで、お茶というのは、ただ単にお抹茶をいただくことだと思っていましたが、今回の茶事では、濃茶(抹茶を練った濃いお茶)、薄茶(いわゆるお抹茶)、懐石料理など…正にお茶のフルコースとなっていました。

立春大吉

濃茶

濃茶

ユキ
この日、濃茶の存在を初めて知りました。

第一印象は

「え…こんなドロドロのお茶を飲むんですか…?」

です。わたしたち普段からが抹茶と呼んでいるのは薄茶と言い、濃茶は薄茶の倍のお抹茶が入っているそうです。

素人目には、お茶を点てるというよりも、練っているように見えました。(実際にも練るというそうですね!)

こちらの記事に濃茶と薄茶の違いについて触れられています↓↓↓

薄茶と濃茶の違いってなに?茶葉から作り方まで解説(千休) 

 

濃茶の飲み方

この日、さらに驚いたのは、大きな器に練った濃茶を順番にまわし飲みしたことでした。薄茶と異なり、濃茶は複数人がひとつの器でいただくことが一般的のようです。

薄茶

和菓子と抹茶

薄茶は一般的にイメージするお抹茶です。抹茶セットなどで出てくるものですね。今回は、食事の後、員茶(かずちゃ)という方法でいただきました。(この時は写真を撮り忘れてしまったので、上記写真はイメージです)

員茶(かずちゃ、数茶)

員茶とは、七事式という少し特別な稽古のひとつのようです。精神性を高めるためのお稽古のようですね。

【5分でわかる】七事式とは|表千家の内容・歴史

恐らく流派によっても違いがあるかと思いますが、わたしが体験したものを綴ります。桜や梅、松などの札が客に配られます。これらは二枚一組になっており、主催側が引いたものと同じ札を持っていた人が薄茶をいただくというものでした。

誰に当たるかな?というドキドキもあり、普段イメージするお茶席よりももっと華やかで楽しいイベントに感じました。

 

しつらえ

部屋のしつらえ

当日の空間はご神気が漂っていました。床の間には黄水仙と点てられた薄茶。これは利休殿への供え物だそうです。

こうしたところに、茶道という道を歩む方の感謝の心があらわれていると感じました。

分からなかったので質問しましたら、丁寧に教えてくださいました(ありがとうございます^^)

 

当日のコーディネート

初釜集合写真

どんな着物を着ていこうか悩みましたが、私は一張羅の訪問着+袋帯にしました。なにか特別なことがないと訪問着は着ないので、一張羅に袖を通す良い機会になりました。

この訪問着は、都内のあらた工房で仕立てた思い出深い着物になります。

和服は洋服よりも長い期間着用することを前提に仕立てるので、選ぶ時も慎重になります。重ね熨斗が素敵で一目ぼれしたものです。袷の訪問着ですので、過去に入学式やパーティーにも着用しています。

 

お茶席に必要な持ち物

お茶席に準備した方が良いものは懐紙です。色は白を準備し、懐におさめていきました。扇子は相応しいものがなかったので先輩にお借りしましたが、やはりあった方が良いと思います。

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まとめ

初釜に参加した感想は、「行ってみて良かった」です。

なにより、今までにない経験が出来ました。ほんの少しですが、茶道の心に触れることができた気もします。

また、茶道に対してのイメージが変わりました。和菓子とお茶をいただくのにもこんなにもたくさんの方法があるのだと感じました。

このような機会はあまりないので、また次回があった時には忘れてしまっているかもしれませんが…。記録と記憶に残しておくことで、自分も含めた今後初釜に参加される方のお役に立てれば幸いです。

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