【浴衣美人への道】浴衣をひとりで畳めますか?二度と忘れない!直感的な畳み方
浴衣美人への道/畳み方
こんにちは!着る活動で着物を22世紀に繋げるきもの講師ユキです(*^^*)
~浴衣美人への道~
今回は第4弾!【浴衣の畳み方】
なかなか頭に入ってこないですよね…。
浴衣美人になるには、浴衣を着た後の取り扱いも非常に大切!
…ということで、今回は、
二度と忘れない、一瞬で畳み方を理解できる画期的な方法をご紹介します!
実は、わたしもいつも畳む時には本を見ながら畳んでいます。
そして、なかなか覚えられません(´;ω;`)
で、「何故覚えられないか?」という原因は、
いきなり原寸大で覚えようとするからです(キッパリ!)
最初に折り紙くらいのもので、畳んだ時の構造を理解できれば、
本当にするっと頭に入ってくるから安心してくださいね(*^^*)
畳み方がスルスルできたら、着た後の心配事がなくなって
絶対今までよりも着る回数も増えると思います!
ちょっとやる気出てきました!
なでしこさんが仰るように、浴衣にしろ、着物にしろ、
【自分で畳めない】ことがネックになって
一歩が踏み出せない人って案外多いです。
「元に戻せなくなるのが怖くて広げられない」
「変なシワが出来たら嫌だし、不安」
「本やネットを参考になんとか畳めるけど、何度やっても覚えられない」
このような心配事は、この記事を最後まで読んで、
今すぐ無くしてしまいましょう!
今日はとっておきの、
直感で分かる方法
をお伝えしますよ♪
・今までずっと手こずっていた浴衣の畳み方が、いとも簡単にできる
・和服の作りと洋服の作りの違いを理解できる
・着物や、羽織にも応用できる
以上の効果が期待できます!
畳み方について動画で確認したいかたは以下からご覧ください↓↓↓
原寸大で行うな!まずは構造を理解しよう!
浴衣のつくりを簡単に説明したものを
懐紙という長方形の紙に書きました
【背縫い】というのは、
【背中心】とも呼ばれ、背中にくる部分。首の後ろのラインですね。
【脇縫い】というのは、
身体の脇にくる部分。袖付けの部分でもあり、身八つ口もこのライン上です。
【衽(おくみ)線】というのは、
和服独特の前で重ね合わせるスタイルのために必要な、衽を縫い付けたライン
まず、この3つを覚えましょう!
【背縫い】を中心に【脇縫い】、【衽線】と両サイド、左右対称です。
だいたい最初から袖も衿も含めて覚えようったって
混乱するだけなので
袖(そで)と衿(えり)は今のところ無視でOK。
洋服的な畳み方
最初に、あなたがいつまでたっても和服の畳み方を覚えられない原因は、
洋服的な畳み方を適用しているから▼
ブラウス、シャツなどは、脇に合わせて畳んだ時に、
【背縫い】の上まで重なることはほとんどありません。
実はメチャクチャ簡単なのです(*^^*)
もうほんと、これだけの理由なんです!
和服の畳み方
苦手部分を認識したところで、和服の畳み方へいきます。
最初はカタチだけを理解してください。
手順は後に解説します。
(イ)赤矢印【脇縫い】を背縫い側に折る
(ロ)青矢印【衽線】を反対側に折り返す
どうでしょうか?折り紙だとこれ、簡単ですよね。
レベル1くらいだと思います。
そして、目指す最終形はこう。
【背縫い】からパタッと半分に折るだけ。
このカタチに畳むのが最終ゴールです。
ちなみにこれを断面図で見ると、
こうなっています。左右対称。
【背縫い】の上に重なっていた部分は、上記写真のように折り返してあるのです。
この断面図のカタチをしっかりと覚えてくださいね!
ここまで大丈夫ですよね??
あとはこれを、浴衣とか着物でやるだけです。
そして、浴衣や着物は、折り紙のようにピンとしていないから、
畳む順序は変わりますが、目指す最終形は同じカタチです。
今まで悩んでいたのがウソみたいです
浴衣の具体的な畳み方(折り紙)
では、浴衣や着物を畳む順序をまずは折り紙でやってみましょう!
頭側と裾側だけイメージしておいてください。
しっかり理解できましたか??(*^^*)
それでは、実際に浴衣で畳んでみますね。
浴衣の畳み方(実践)
浴衣や着物の場合は、右側の身頃から畳みます。
(今回は、表裏がわかりやすいよう、袷の着物で行っています。)
まず、左手に衿側(頭側)、右手に裾側がくるようにしてください。
今回は、自分が実際に畳むときに見る形に
向きを変えて図解します。
1)右見頃の脇線を背縫い側に折る(山折り)
2)右見頃の衽線を折り返す(谷折り)
3)衽と衽を重ねる(自然と衿のほうまで)
4)脇線と脇線を重ねる
5)同時に背縫いも決まる
ここまでが、懐紙を使って説明したところです。
衿と袖を畳みましょう
残るは衿と袖。
衿は、既に折り目がついているはずですので、内側に自然に折り込む形になります。
(3′)(3)で衽と衽を重ねたときに、その先に付いている衿も重ねておきます
(5′)(5)背縫いまで揃ったときに、自然と衿も内側に折りたたまれる仕組みです。
袖は、(5)まで済んだらその後、身頃側に返します
(6)左袖を見頃に重ねる
(7)裾を肩山に持ってくる
(8)緑丸の箇所をしっかり掴んで(着物全体を)、180度ひっくり返す(裏返しにする)
(9)右袖を見頃に重ねる
終了~♪
お疲れ様でした(*^^*)
浴衣の場合は、そのままでOK!
着物の場合は、このままたとう紙へしまってあげてくださいね。
・・・ということで、
今回は、浴衣の畳み方についてお伝えしました。
着物や浴衣の畳み方もパッと頭に入ってきますね(*^^*)
覚えたい人だけに替え歌をお届けします
【浴衣の畳み方~いとしのエリーのサビにのせて~】
babyのところをエリ―と置き換えてみてください(*^^*)
・左に持って衿(エリー)、脇線揃え→→→(浴衣を左頭に持つ、右脇線を揃える)
・衽返し衿(エリー)、衽を重ね→→→(脇線と同じ方の衽を返し衿まで重ねる、その上に反対の衽を重ねる)
・左脇線折りたたみ→→→(左脇線を整える、同時に背中心も整う)
・衿(エリー)折りこみ→→→(衿を内側に綺麗に折りこむ)
・袖裾袖→→→(左袖を見頃に、裾を肩山に、浴衣をひっくり返し右袖を見頃に)
以上、長くなりましたが、
本日も最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました!
洗濯する際や、後で畳み直す場合のとりあえずは
【袖畳み】という方法でOKですので、
袖畳みを知りたい方は、以下の記事を参照してください
▼▼▼
「日本人で本当に良かった!」と心から感じる時間が増えることを
応援してます^^
順番に読み進めてくださっている方は、次へお進みください。
第5弾~下駄と草履に分類せよ!あなたには履物の違い分かりますか?
▼▼ 夏限定の浴衣講座も開催中▼▼ 終了しましたm(__)m
ストアカ
2019年度の浴衣講座は終了しました。ありがとうございました^^
和服体験をしてみたい方は、1日のみの体験コースもあります。
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