半幅帯は普段着物にも十分に合わせられますので、今日は、着物にも合わせやすい半幅帯の結び方を4つご紹介しますね
1.「基本のキ」一文字
- 帯だけで結べる簡単ながら奥の深い結び方
- 手先とタレ先の工夫でアレンジ無限大
これ1つ覚えておけば、帯の長さやその日の気分で
たくさんの表情を楽しめます!!
▲仕上がりはこんな感じ。
浴衣に結ぶ帯結びの基本にもなりますし、袴下には一文字を結んでいます。
一文字の結び方はこちらの動画でご紹介しています。
一文字はアレンジは無限∞
一文字は、タレ先の幅や畳み方を変えるだけでアレンジが無数にあります。
2.花一文字
一文字の応用で、タレ先の畳み方ひとつでまるで別の帯結びになるのが花一文字です。一文字を覚えたら次に試してもらいたい結び方になります。
せっかく記憶するならなるべく少ない情報でより多くのものを楽しみたいですよね(^^♪半幅帯はアレンジが無限にありますので、ちょっとの工夫でより多くの楽しみを得ることができます。
結び方を知りたい方は以下の動画を参考にしてください。実際に紬&半幅帯のコーディネートになっています♡
また、つばめの帯のようなポイント柄。
これって案外思ったところに来なくて困った人もいるのでは??
花一文字は、このようなタレ先にポイントがついている帯でも
柄をしっかりと出すことができるので、オススメです(*^^*)
ポイント柄をしっかり出す結び方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください
3.片流し
3つ目は、短い帯にも使える片流しです。こちらも一文字をマスターしていれば楽々結ぶことが出来ます。
タレ先を垂らすことによって”歩くと揺れる”という動きを出すことができます。
片流しについても、結び方動画を撮影していますので、
- 一文字以外の結び方をしたい
- 少し大人な雰囲気をまとわせたい
- 揺れる動きがある帯結びをしたい
という方は、参考にしてくださいね。
4.カルタ結び
初心者さんにおススメという点で、取り扱いのしやすさから選びました。実はカルタ結びは結んでいません。ものすごく大雑把な言い方をすると、胴に巻きつけているだけ(笑)
結ばないというのは魅力でもあり、緩みやすさの原因にもなると思っています。
カルタ結びの緩まないポイントについては、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、気になった方は併せてお読みください。
5.矢の字
最後にご紹介するのは矢の字結びです。こちらはわたしが普段最も活用している結び方になります。かなりヘビロテです。
この結び方のどこが良いかをピックアップすると…
- 半幅帯なのにきちんと感が出る
- リバーシブルの帯を活用でき、見栄えが良い
- 帯締めとの組み合わせが楽しめる
- 背中が平らな結びなので、デスクワークや電車の移動でも疲れにくい
というメリットがあります。
ただ、半幅帯にあまり慣れていない方には難しく感じるかもしれませんので、取り扱いに慣れてから挑戦することをおススメします!
半幅帯のすばらしさまとめ
以上、初心者さん向け!着物にも合わせられる半幅帯の結び方についてご紹介しました。実は、わたしが着物生活へ無理なく移行できたのも半幅帯があったからだと思います。
なぜなら…実は、お太鼓結びが大の苦手だったからなんです。
お太鼓を最初に習った時には、
- 背中側で結ぶ
- 帯枕を使う
- 胴に巻く部分と柄が出る部分の幅が違う
など、戸惑いの方が多かったです。
それに対し、半幅帯は
- 前側で結ぶ
- 帯枕は使わない
- 全体を通じて幅が同じ
と、気軽に取り組むことが出来たんですね。
これはかなりのポイントだと思います。だって、現代人で最初から着物を着なれている人はごくわずかだと思うんです。今、着物を着ている人は、何らかの想いがあって、自分で選択して着物を着ているから最初から慣れているはずはないんですよね。
だからまずは自分が扱いやすいものから取り組む。これは、当たり前と言えば当たり前ですが、着物業界ではちょっと抜け落ちている点かな…とも思います。
半幅帯がカジュアルなのは確かなのですが、格下に見たりする人っていらっしゃるんですよね(経験談)
そんなわからずやそのような方はそのような方の着物のあり方を楽しめば良いですし、私自身は気軽に着られることを重視したいので半幅帯は本当によく活用しています。そのちょっとした気軽さや使い勝手の良さが継続のポイントになるとも思っています。
「まずは浴衣から挑戦したい!」「浴衣は自分なりに頑張った!」という方で、これから着物を楽しみたい方は、是非半幅帯を広く活用して欲しいなと感じます。
誰でも最初は初心者です。少しずつの継続があなたの10年後のあり方を変えていきます。一緒にチャレンジしていきましょう♪
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