今日の関東は一日雨でした。
春先の雨は、花の雨というそうです。
日本語って本当に美しいですね。
さて、3月~4月にかけて、
お天気が愚図つくことが多いですが、
今日は雨の日の着物対策について、降水確率別に
わたしがとっている対策をお伝えしていきます。
雨の日の和服対策として参考になれば幸いです(*^^*)
降水確率別雨の日対策
1.70-100%既に降っている。移動先は降っていることを確認済
1-1.和服で出席しなければならない席の場合
1-1-1.雨コート+雨下駄(替え様の足袋必須)
雨を確認した上での外出。濡れる事が前提。
〇〇式などの場合は、上等な着物を着ているので、雨コートでガッチリガード。
(▲雨コート/裾は着物の裾まであります)
正絹の着物の場合には、コートを着てしまえば分からないので、
裾を若干短くしておく(おはしょりで調整、用先で再調整)
(▲雨下駄は、二枚歯の下駄に爪カバーをかけて使います)
1-1-2.選択肢がある場合には、洗える素材の着物にする。
コートを着ている場合、雨で濡れる箇所は、裾。
なので、裾が濡れても良い洗える着物にしてしまうというのも一つの手。
※今までの例※
和服で出席しなければならない席で雨に見舞われたのは
着付け教室の試験日、卒業式、娘の卒園式でした。
どうしても、変更がきかなかったので、
ポリエステルの二部式の雨コートを着用し、
履き物は、移動時には雨下駄、
用先で草履と、別に持って行ったのを覚えています。
傘で片手が塞がる上に草履や足袋を別に持っていく・・・と
荷物も増えてしまうので、移動がとても大変だった記憶しかありません((+_+))
こんな時は仕方がないですが…
礼装用の草履を濡らす訳にはいかないので、確実に荷物が増えます。
1-2.和服でなくても良い外出
上記の経験を元に、ひどい雨の日は、「和服を着ない」を選択すること多いです。
その分、着物を大切にしていることにもなると思います。
1-3.番外編滝遊び
雨ではないですが、濡れる前提で夏に滝へ遊びにいったことがありました。
下駄を濡らしましたが、鼻緒の水分をしっかりと取り、
自然乾燥させて、こちらの下駄は今でも現役です。
帯は濡らしたくなかったので、滝遊びは足元だけに留めておきました。
着物は綿と麻素材なので、洗濯機で洗えます^^
2.降水確率50~70%
2-1.和服姿に履物だけ変える
降るかな、降らないかな…
降りそうだな・・・
そんな時には足元だけチェンジします。
2-1-1.エナメル草履
ほどほどの雨の日にカバーすべき場所って足元なんですよね。
どしゃぶりでない限り、上半身が濡れることはほぼありません。
たいていの雨は傘が守ってくれます。
鼻緒がエナメルの草履だと、濡れてもさほど気になりません。
2-1-2.菱屋カレンブロッソ
カレンブロッソの草履は少々の雨でも大丈夫!という
ユーザーさんの声を聞いたり、コメントを見かけたりします。
わたしも一足だけ持っていますが、
台座がコルクで、草履よりサンダルに近いかもしれません。
2-2.着物の裾を短くする、足元はブーツなど
こういう時に、足元だけ自由にするという発想があると、
お天気に左右される事無く、出掛けられて便利ですよ。
和洋のミックスコーディネートがこんな時に活躍したりします(*^^*)
(ブーツをレインブーツにチェンジなど、工夫してみてくださいね)
3.雨の日の楽しみ方
それでは次に、雨の日に楽しみたいことをご紹介します。
3-1.音と香りを楽しむ番傘
和紙で出来ているので香りがとってもいいんです!
さらに、雨が傘に当たる音が美しい。
五感が研ぎ澄まされます。
この時の足元も二枚歯の下駄(カバー付き)で、
最初にご紹介した下駄のカバーを替えただけです。
ちょっと見えづらいですが…。
この下駄のカバーも2000円くらいで色んな種類があるので
色々と揃えてみるのも楽しいかもしれません
3-2.まとめ
いかがでしたか?
少々の雨だったら、傘が守ってくれるので
個人的にはそこまで気にしなくても良いと思います。
梅雨時期は、コートを着ると暑いこともあるので、
単衣の洗える着物があると重宝しますよ。
お天気をみて、着るものを決める。
和服だからって大げさにしすぎない。
これからは、雨の日のお出掛けがきっと
怖くなくなると思います(*^^*)
晴れの日も、雨の日も、自分のペースで楽しんでいきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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