ゆきからのメッセージ

日本人なのに着物を自分で着られる人がほとんどいない!

これっておかしくないですか?

 

こんな疑問を持ち始めたのは、わたしが和服を洋服より多く着るようになってからのことでした。

 

最初の頃は

「今日は着物でどうしたんですか?」

「お茶かなにかのお稽古?」

など、よく聞かれたものです。

今でこそ、そうした質問は少なくなりましたが、多少図太さも手に入れたので

逆に笑って聞き返すんです。

 

「どうして今日洋服を着ているの?」

 

って。

みんな答えに困ります。

「え・・・どうしてって言われても・・・(チーン)」

 

 

ね、同じ服なんだし、和服でも洋服でもどっちを着ていてもいいじゃないですか。どちらも選べた方が良いじゃないですか。

 

 

今でこそ、和服を普段着に着ていますが、そういうわたしも昔は皆と同じような考えを持っていました。

 

・洋服が当たり前

・和服は特別なもの

 

そう思っていました。みんなもそう思うでしょう?

 

 

ここは日本のはずです。あなたのおばあちゃんのおばあちゃんも、わたしのおばあちゃんのおばあちゃんも、きっと和服で日々生活していたでしょう。

 

着ることは親から子へ、子から孫へと自然と受け継がれるものだったのです。

 

 

ところが、そのごく自然な流れがどこかでプッツリ途切れてしまったんです。

 

 

昔は誰もが持っていた「和服を着る」という技術(というほどでもないけれど)が家庭の中で受け継がれなくなってしまい、普段に和服を着る人は極端に少なくなってしまい、聞ける人が身近にいなくなってしまいました。

 

よくよく考えるとほんと、損した気分!

生まれた時代が違っていたら教室になんて通わなくてもお母さんや親戚の人がごく当たり前に教えてくれてたんだから。

 

だから、この“家庭の中で受け継がれる”ということを復活させるのが私の今生の夢であり、多くの方と実現させていきたいことです。

 

 

そのために、この記事を読んでいただいているあなたの力も是非貸して欲しいと思っています。

 

 

 

「お着物」(セレモニーでの着物)の部分はそっくり他の人に任せてしまって、普段着の代表である浴衣から自然と気負わず着られる街着へ。。。

 

親から子へ、身近な人へ伝えていけたらどんなに素敵でしょう。

街に和服を楽しんでいる人の姿が増えたら・・・

 

友達同士、恋人同士、夫婦や家族で楽しめたら、きっとその人たちの想い出はかけがいのないものに変わるはずです。

 

 

上っ面だけのイベントに気疲れするのはそろそろ終わりにして、次の世代に本当の日本人の良さを伝えられる人になりませんか?

 

ハロウィンに渋谷に警察が出るのがニュースになるのが今の時代です。そのくせ、日本の収穫祭である新嘗祭(にいなめさい)を知る人はほとんどいません。

 

バレンタインにデパートのお菓子売り場が活気付き、多くのお金が動いているけれど、同じ2月の節分になぜ、鬼に豆をぶつけるのか説明できる人も少ないでしょう。そもそも節分が年に4回あることさえもほとんど知られていません。

 

「和風」

「和の文化」

 

あらためて学び、気付き、受け入れ、今後の人生に活かしていくほど、あなたの時間は豊かになっていきます。日本人としての喜びに溢れます。

 

和服を人生に取り入れることは実は、そんなに難しいことではありません。季節の流れが分かればごく自然とできるものです。

 

(ここだけの話、和服を着る技術を身につけても「機会がない」と口にする人は、実はここの部分が足りなかったりするんです)

 

お正月、節分、節句、花見、夏祭り、お月見…

 

季節と共にある行事を絡めながら、日本のことをあらためて知りましょう。

 

共に大人の「和」の学び直しを通じて、自分の人生と子供たちや周囲の人生も豊かにしてみませんか?

 

 あなたが仲間になるのを心から歓迎いたします(^^)