オトナの気軽にdaily”和風”レッスンVol.72【桃】
3分でグッと理解が深まる”和”の情報を発信
オトナならぜひ知っておいて欲しいこと。 教養、常識、マナー、伝統、
子供にみせていきたい姿を 日々わかりやすく紹介していきます(*^^*)
発行者:onomik オトナの気軽に和服レッスン主宰 かつた ゆき
――――――――――――――――――――――
7月12日【桃(もも)】
★【桃の節句】や【桃太郎】など日本人に親しまれる旬の桃
★黄泉比良坂の桃が、イザナキから名前をもらい、神様となった話
★桃の嬉しい美容効果と桃酢のレシピ
――――――――――――――――――――――
Youtube動画で確認する▼クリックで再生します
注)音声アリ
日刊で配信を受け取りたい方は、以下からチャンネル登録後、ベルマークのタップをお願いします!
文章で読む方は以下から読み進めてください▼
———————-
【桃の節句】や【桃太郎】など日本人に親しまれる旬の桃
旬な果物、桃(もも)。もう、お召し上がりになりましたか?
桃の実は、古来から特別な力を持つとされ、
【若返り】や【厄除け】の果実として扱われていました。
【若返り】の例で有名な話は、桃太郎。
ご存知、川から桃が、
「どんぶらこ、どんぶらこ」
と流れてきて、桃太郎が生まれるというお話ですが、
・・・本当は、桃の実を食べて若返ったお爺さんとお祖母さんが、
元気満々になり、赤ちゃんを授かった話を子供向けにアレンジしたとかしないとか…(^▽^;)
まぁ、どちらでもよいですが、お隣中国でも大切にされた果実で、
世界三大美女【楊貴妃】も好んで食べたそうですね。
蟠桃(ばんとう)という品種で、
丸い桃を潰したような形ですが、大変な高級品だったようです。
幻の桃で、通常の桃とはカタチも全く異なり、
一度は食べてみたいと好奇心を掻き立てられます。
黄泉比良坂の桃が、イザナキから名前をもらい、神様となった話
さて、先日登場したばかりの【黄泉比良坂】に生えていた桃の木は、
その果実でイザナキを救ったことから
名前をもらい、神となりました。
【意富加牟豆美命】
という名前ですが、ちょっと読むのは難しいですね(^▽^;)
オオカムヅミノカミと読みます。
蟠桃のカタチは、豆にも見え、
意富加牟豆美命の漢字には豆と言う文字が含まれるので、
きっとイザナキが投げつけた桃も蟠桃だったのでは?と想像します。
オオカムヅミノカミは【天津祝詞】という祝詞の最後、
「畏み畏みも白す」の後に登場しますよ!
(通常は省かれるようですが…)
気になった方は調べてみてください。
他にも、西遊記の蟠桃について、
- 3000年に一度熟す実を食すと仙人になれ
- 6000年に一度の実を食すといつまでも老いず
- 9000年に一度の実を食すと未来永劫生きられる
と言われているそうです。ここまでくると、神の食べ物ですね!
桃の嬉しい美容効果と桃酢のレシピ
桃について調べていくと、昔から言われている厄除け、
若返りの効果が本物であるのが分かります。
特に嬉しいのは、夏の果物としては珍しい、
からだを温める効果!
そのまま食べるのも勿論ですが、この時期には、
フルーツ酢としてさっぱりといただくのも良いですね!
ご自宅で簡単に作れますので、以下にレシピを掲載します。
【材料】果実200g、氷砂糖200g、酢300ml
材料3つを瓶に入れ(種も入れてOK)常温で7日~10日すると出来上がり
オススメのの見方は水、炭酸水、牛乳などで3-4倍に薄めて飲むと良いようですよ!
わたしは夏でも温かい飲み物を飲むので、お湯割りですが、
お好きな方法で試してみてください。
それでは、本日のレッスンはここまで。最後までご覧いただき、
誠にありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 一度は食べてみたい!楊貴妃も愛した幻の桃、蟠桃(ばんとう) […]