【浴衣美人への道】クイズ!浴衣を着るのに紐は何本必要でしょう??
浴衣美人への道/紐
皆さんは、ご自身で浴衣を着ますか?
「浴衣と帯が必要なのは分かるけど、着付けに必要な小物については分からない」
という方もいらっしゃるのでは?
今日は、そんな方の為、
そして、これからは美容院で支度してもらうのではなく、
という方の為に、
浴衣と着付に必要な紐の関係について、紐解きながら
単なる手順だけではなく、
きちんと理解できる紐の役割をお伝えしていきます!
・紐の締め方のポイントや強さ、加減が分かる
・考えを取り入れて、今までよりももっとキレイに浴衣が着られるようになる
クイズ!浴衣を着るのに紐は何本必要でしょう??
さて、冒頭の
にあなたはすぐに答えられますか??
答えは…。
浴衣を着るのに、紐は3本必要です。
正確には、①腰紐、②胸紐、③伊達締め
です。
そして、それぞれには、
1本1本の役割があります!
紐1本を軽んじてはいけないのです!
紐1本に、
【スマートに着られる】
or
【着崩れまっしぐら】
がかかっています!
皆さん、初心者の方は特に、
まずは
となってしまい、本当に重要な
「その紐は、全体の中でどのパーツを整えているものか?」
がわかっていません。
もしかしたら、一番大切な紐の役割、目的は
手順書などでもほとんど、解説していないかもしれません。
けれど、手順だけではなく、理由もセットで分かると、
「毎回着る度に順序が分からなくなってしまう」
「1年経ったら忘れてしまった」
「過去にやったはずなのに全く思い出せない」
そんな振り出しに戻るようなことはなくなります。
浴衣美人への近道は、自分が着るもの、使用するものに対して
しっかりと理解することから始まります!
そうすると、浴衣をスムーズに着られるようになるのはもちろん、
それを
・身近な人にも伝えられたり
・お手伝いしてあげたりする
ことまで出来るようになりますよ(*^^*)
以下、それぞれの紐の役割を丁寧に解説していきます!
1本目…腰紐→→→浴衣の丈を決めるもの。
大切な事なので、繰り返します。
腰紐の役割は、浴衣の丈を決める重要なもの!
着付けのポイントで、「親の仇くらいに締めろ」なんて言う部分でもあります。
位置は絶対に腰骨よりも上にしてください!
経験上、腰骨の2cm上がベストです。
ただ、浴衣が短い場合、など、
おはしょりの長さの関係で、
腰骨すぐ上にすることもあります。
多少の個人差はありますが、
まずは腰骨の2cm上を狙ってみてください。
実は、ご自身で動画や本などで着られているかたの
ほぼ100%が、この腰紐の締めが甘いです!
と、直接言える方にも限りがあるので、
ご自身で確認してみてくださいね(*^^*)
【腰紐が甘いとどうなる??】
丈を決める為の一本なので、
ここがしっかりしていないと
・上前が落ちてくる
・下前が落ちてくる
そして足元が気になり、妙な動きになってしまったり、
心配するあまり、下ばかり見てしまう結果となります!
あなたが見たいものは、自分の足元ではありません!
目的の【花火】や【夜空】、【ショー】や【屋台】や【彼の顔】を
しっかりと想い出に残すためにも、
腰紐は、「親の仇くらいに締めろ」
この言葉を念頭に次回から結んでみてくださいね。
【強さの目安】
とはいっても、こちらも直接伝えられる方は限られているので、
その強さを文字で表すと、
・紐と浴衣の間に指を押し込めば1本入るくらい。
としておきます。
そう思われるかもしれませんが、大丈夫!
女性の身体は、柔らかいです。
多少きつめに締めても皮下脂肪が吸収してくれ
全く苦しく感じませんよ!
いつも裾が気になっていた方も、
ここに自信を持てれば、
1.着崩れの不安から解放され、
2.下を向くことがないので姿勢が良くなり、
3.あなたの浴衣姿の魅力が十分に引き出せます!
簡単に出来ることなので、ぜひトライしてみてください。
・親の仇くらい締める(浴衣と紐に指を押し込んで1本入るくらい)
・狙いは腰骨の2cm上
2本目…胸紐→→→衿元を整えるもの。
ここが緩いと衿元がパカパカ開いてきたりします。
と、同時に、
紐の締め付けすぎで具合が悪くなるのは、実はこの紐が原因!
微妙な塩梅が必要…?
と思いますよね。
ということで、それぞれの目安を解説します。
【強さの目安】
目安は、腰紐ほどきつくなくて大丈夫!
締めているときに、
「あぁ、ここに紐があるんだな」
「浴衣にピッタリ沿っているな」
と認識出来るくらいですよ。
【結ぶ位置の目安】
結ぶ場所は、アンダーバストの位置です。
ですので、下着もワイヤーが入っているものは
痛くなる原因となるかも!
スポーツブラなどの締め付けがあまりないものを選びましょう。
結び方は腰紐と同じ【片わな結び】または、【蝶結び】でOKです。
経験上、結ぶのがオススメ!
【具体的な結び方】
紐の結び方は、【片わな結び】や【蝶結び】が良いですね^^
それぞれの結び方は以下の記事を参照ください!
3本目…伊達締め→→→胸紐でつくった位置を平面でキープする重要なもの。
腰紐、胸紐には【締める】という言葉がピッタリですが、
伊達締めは【押さえる】のが役割です。
腰紐と胸紐の間の布は、
おはしょりを除き、すべて帯で隠れてしまいます。
なんて訳にはいきません!
2本目の胸紐は、アンダーバストの位置にかけました。
ちょうど、肋骨(ろっこつ)の位置で、
身体の構造は、下へ行くほど細くなっているので、
カタチを考えると、
色々と動いているうちに、胸紐は下へと移動しますよね??
すると、2本目の目的だった「衿元を整える」が
役割を果たさなくなってしまいます。
そんな風にならないよう、
紐という線で押さえたあとは、
伊達締めという面で押さえるのです!
そして、その結果帯から出る場所が【おはしょり】
ですので、同時にここでおはしょりを綺麗にするという役割を
1本の伊達締めで行います。
1本で2つの役割を果たしてくれる伊達締めは
非常に優秀です!
【伊達締めの締め方】
締め方は、腰紐、胸紐と同じく体の正面から始めて、後ろに回します。
紐よりも幅があるので、博多織の帯締めは下になっている方を折り上げます。
なので、前に戻ってきた時には
どちらかが表、どちらかが裏となっているのがしっかり出来ている証拠。
ものによっても違いますので、交差して折り上げないものもあります。
その場合は、紐のように特に意識せず、行ってください。
—–
伊達締めは、結ばずにからげています。
右手左手に持っている伊達締めを
2回くるくるした後に、それぞれを外側に引っ張り、
180℃回転して、伊達締めに収めます。
▲これは、2回くるくるとしたところ
▲これは、180℃回転したところ
別記事でご紹介する予定です(*^^*)
おはしょりの処理と、伊達締めの結び方記事準備中▼
(UNDER CONSTRUCTION)
さいごに…。
…ということで、今日は3本の紐の結び方を解説しました。
難しく考えている着付け道具ですが、
帯以外の下地は、浴衣だと【たったの3本の紐】!
それを更に1本ずつ分解して、
正確に早く着る方法をマスターしましょう(^^)/
慣れれば、帯を結ぶ準備までは、
5分もかからずに出来てしまいます!
いちいち浴衣を出して練習するのが面倒な人は、
・以前買ったけど、趣味が変わって着ていない浴衣
・お母さんやおばあちゃんにもらったけど、外へは着ていけなさそうな浴衣を
風呂上り、就寝着として試してみてください。
寝る時には、帯も不要なので、
今日説明した方法で
全て出来てしまいますよ(*^^*)
就寝時の浴衣の着方についてはこちらの記事をお読みください▼
「日本人で本当に良かった!」と心から感じる時間が増えることを応援してます^^
続きの記事、第2弾の記事はこちらから
~アイロン不要の自宅洗い術!~あらあなた、毎回クリーニングに出しているの?~
▼▼ 夏限定の浴衣講座も開催中▼▼ 終了しましたm(__)m
ストアカ
2019年度の浴衣講座は終了しました。ありがとうございました^^
和服体験をしてみたい方は、1日のみの体験コースもあります。
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