和服美人の印象は歩き方から!あなたは大丈夫?損する歩き方とその改善法3選

この記事を書いた人
オトナ和服のユキ 年間200日以上和服生活
ユキ
今日は着物を着た時についついありがちな残念に見えてしまう歩き方と、その改善方法を紹介するよ!

あなたは自分の歩き方に自信がありますか?
普段どんな風に歩いているか気にしたことがありますか?

【歩く】って意識的にしている人は少ないですよね。

だからこそ!

その人の日頃の意識や行動やそのまま表れるんですよ!

 


・胸を張って堂々とカッコよく歩いている人
・いつもスマホをいじりながら自分の世界に入っている人
・猫背でバランスが悪い人
・ガニ股でズカズカ歩く人
・キョロキョロしながら歩く人

 

なんとなく、その人の生活態度や性格が歩き方の特徴で想像できるでしょう・・・?

なでしこ
そう言われると…確かにそうですよね、意識しなくても姿に現れちゃうんですね

これは、着物を着たときにも全く同じこと。

 

見ていてとても良い印象を受ける場合もあれば
せっかくの和服姿なのにちょっと残念だな…と思うこともしばしば。

 

特に残念だと思うのは、

・足元ばかり気にしてうつむきがち
・バランスが悪く、手がぶらぶらしている
・せっかくの着物姿なのに…ガニ股

 

今日はこの3つの損する歩き方ついて、その原因と改善方法をお伝えします。

原因をしっかり突き止めて、歩き方まで美しくし、
いつだって和服美人でいられるようにしましょうね(*^^*)

こちらの記事を最後まで読んで実践すれば、和服のときはもちろん、
洋服のときにも相手に与える印象を良くし、日常的に美しくなること間違いなしです!

 

もくじ
●着物を着てもガニ股になってしまう人【原因&改善法】
●足元が気になってしまう人【原因&改善法】
●手がぶらぶらしてしまう人【原因&改善法】
●まとめ

 

目次

着物を着てもガニ股になってしまう人

かに

男性はもちろん、女性でもガニ股で歩いている人ってよく見かけます。
これ、和服姿のときにかなり目立つんですよ。

カラダの他の部分は着物ですっぽり覆われているので
足の動きって案外目が行くところ!

その人の歩き方は、長年の蓄積ですから、今すぐに直すことは難しいとは思いますが、
ガニ股の人の特徴として、

<うしろ体重>

が挙げられます。

試しに、つま先側に体重をかけて、ガニ股で歩くってできますか?

 

腰を折って前かがみにならないと無理だと思います
(腰痛のときってこういう歩き方になったりもしますが…)

 

まぁ、猫背よりもで自信がないように見えてしまうよりはいいかと思いますが、
真似したい歩き方ではないですよね!

 

そして、この<うしろ体重>の原因は、実は普段の靴に隠れていたりします。

 

あなたは、ヒールが高い靴をよく履いていませんか??

ヒールの靴を履くと、どうしてもつま先側に体重がかかってしまうので
からだが自然とバランスを取ろうとしてうしろ体重になってしまいます。

 

バランスをとらないとそのまま前に倒れこんでしまいますので(笑)

 

からだってよく出来ているので、意識しなくてもそうやってバランスをとってくれるのですが・・・

 

そのバランスのとり方がアンバランスだったりします
(意味わかりますかね??)

 

「え?きちんとバランスを取ってくれてるんじゃないの?」

 

と考えたあなた、よくよく考えてみてください。
つま先とバランスをとるのに一番簡単なのは、頭、もしくは肩です。

 

シーソーの片側の端っこに何かが乗っていたら、
同じ重さのものを反対の端っこに乗せるのが
いちばん効率が良いですよね!

シーソーに乗る犬

でも、端(つま先)と端(頭、肩)のみでバランスをとることできますか?

ちょっと難しいですよね・・・。ずっとその体制でいるのは辛いでしょう?

 

そこで、カラダは判断するんです。

 

「間で細かくバランスを取ろう」と。

 

結果、

肩(うしろ)-胸(前)―お尻(うしろ)―つま先(前)・・・と、

 

カラダ全体でジグザグとバランスをとるんですね。
そうすると、これが反り腰にもつなっがってくる・・・

 

下から上まで真っ直ぐ1本にバランスを通せないので
ジグザグで結果的にバランスをとって、アンバランスって自体が起きるのです。

 

で、つま先体重でも、反り腰でも、どちらも歩きやすいのがガニ股ということです。

 

<ガニ股の人の改善法>

ガニ股の人は、平らな草履を履いたときに、普段の後ろ体重の癖が出て、
体重がカカト寄りになっています。

そのことを自分で意識して、ほんの少し前体重にしてみてください。
そして、膝の下だけで歩くのではなく、もっと上のモモから歩くように
意識してみてください。

その意識だけで、歩き方が断然変わってきます。

和服姿のときにいつもより目立ってしまうガニ股ですが、
日常生活の中でも、ほんの少しだけ意識をして、
膝下だけで歩くのではなく、モモから歩くようにしてみてください。

歩き方がとてもスマートになり、あなたの印象が劇的にアップすること間違いなしです。

 

足元が気になってしまう人【原因&改善法】

和服を着ると、いつもフリーな状態の足元に裾があることでやはり気になってしまいます。

 

普通に着ていれば全く問題ないのですが、
着物に対する心配や不安があると、どうしても足元に目がいってしまいます。

 

足元が気になる人は、普段からも、かなり【心配性】なのです。

 

そして、その心配は、最も美しい伸びた姿勢を崩し、自分を猫背にしてしまい、
それが原因で裾が更に気になったり、胸元まで崩れて着たりします。

猫背 猫

 

裾を気にしすぎるからこそ、その他の着崩れを引き起こす原因となる猫背の姿勢を自らとってしまうことになるんですね。

 

猫背になると、せっかく抜いた衣紋が詰まってきます。
長襦袢も着物も両方緩みが出て、胸元もしわしわになってしまいます。

<猫背の改善法>

まずは、裾がある服ということを受け入れましょう。

 

そして、堂々としていることが大切です。余計な心配は、心配からそれをさらに悪い結果へ導きます。

 

「裾が落ちてこないか不安・・・」な方は、
腰紐を、よりしっかりと締めましょう。
腰紐が緩まない限り、裾が落ちてくることは決してありません。

 

心配が過ぎて、せっかくの着姿が台無しになってしまうなんて勿体ないですよね。心配事や不安は必ず表に現れるのです。あなたのその心配を、普段から予防する方向へ使っていけると良いですね!

 

手がぶらぶらしてしまう人【原因&改善法】

最後に手がぶらぶらしてしまう人です。

ここで、クイズです。

Q.花嫁が手にブーケを持つのは何故でしょう・・・?

実はとても重要なことなので、少しだけ考えて、自分なりの答えを出してみてください。

新郎新婦ブーケ

 

「それは、野花を集めて花束にし、結婚してください!ってプロポーズを受け入れた証拠でしょ」

という一般的ないわれはさておき、
もうかれこれ20年近く婚礼に関わってきたわたしからすると、
現実的な問題として、ブーケは

「バランスをとるもの」

なんですね。

普段着慣れないウェディングドレスを着て、手に何も持っていないと、
手だけが行き場を失い、ぶらぶらしちゃう人が続出します。本当です。

 

これは、和服でも同じで、着物の【つまをとる】ことで、
手のバランスを見事にとっています。
つまをとっていないときでも、扇子を持っていたりしますよね。
これ、同じことなんです。バランスをとっているのです。

 

これが、両手がフリーな状態だと、とたんにぶらぶらです。

 

婚礼衣装ほどではないですが、和服を急に着た人はこのぶらぶら病になりやすいです。

 

和服姿が素敵なのに、なぜかガチャガチャして見える、品を感じない、
という場合は、手のぶらぶらに原因があるときが多いです。特に歩いているときなんて、要!注意ですよ。

 

意識しなくても自然と動いてしまいますから!ご自身の手が、歩いているときにブランコのようになっていないか、本気で気をつけてくださいね!

 

<手がぶらぶらしてしまう人の改善法>

ぶらぶら病から抜け出すためのコツをお伝えします。

それは、【指先まで意識を向ける】ことです。

中指、薬指あたりに意識を向けると自然とぶらぶら病から抜け出すことができます。

 

また、和服姿で写真を撮ることって多いと思いますが、その時にも、解放された両手が何も持たないままだと
とても素人っぽく見えてしまうので、

・近くに手すりや、隣にいる人にそっと手をかける
・傘やバッグを持つ
・カラダや着物の一部に触れる

という風に手をもっていくと、こなれた、和服美人になりますよ!

 

まとめ

いかがでしたか?

歩き方を通じて損する例とその改善点をお伝えしてきましたが、
和服を着た人のしぐさが美しいのは、こうした細かな点に心が行き届いているからです。

 

手先、カラダの重心、目線・・・

 

普段の生活では気にもかけない、些細なことに気が付けるのも
和服を着るメリットであり、あなたの人生を美しくするヒントでもあったりします。

 

自分自身も気が付いていない、毎日の積み重ねが、損する方向に向いていたら嫌ですよね。

 

今日のこの記事を参考にできることから少しずつ実践して、日頃のしぐさを美しくしていけたらいいですね!

あなたの人生がより美しく輝いていくのを心から応援しています(*^^*)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次