着物の寸法が足りない【和服の疑問・お悩み】
こんにちは!
浅草、秋葉原の頼れるきもの姉さん
かつた ゆき です。
さて、今日は生徒さんの疑問をブログでシェア致します。
誰かの疑問はみんなの疑問。きっと参考になるはずです!
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着物の寸法が足りない
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我々が普段着ている洋服にもサイズがあるように、
和服にもその人に合ったサイズというのが存在します。
よく聞くのは、
「お祖母ちゃん、お母さんの着物をもらったけれど、
私には寸法が足りない」
という言葉です。
確かに、昔の人に比べて
今の日本人の方が体格が良いですし、
身長も高いです。
そんな時、
「だから着られない」
となってしまうのは勿体ないので
3つのパターンの解決法を紹介しますね(*^^*)
1.サイズを直す
和服は余分な布を中にしまって縫ってあることが多いです。
〇裄(背中の中心~袖の先まで)を伸ばす事は結構簡単に出来ます。
裄直しは5000円くらいからの予算で受けてくれるところがあります。
〇身丈(縦の長さ)
これは、かなりの手直しになりますが、
着物に上げ(帯で隠れる部分に2重にしてあるところ)
があれば、その分だけ伸ばす事が可能です。
こちらのサイズ直しは根本的な解決法ですが、
内側にしまってあった布を表に出すことになるので
色味に違いが出る可能性があります。
解いてみないとわからないというデメリットはあります。
2.対丈で着る
現在の和服の着方はおはしょりをつくる方法が主流です。
が、昔は対丈(ついたけ)と言って、
おはしょりなしで着ていた時期があります。
もちろん、この着方でもOKです。
ポイントは、余分な布を帯の中に隠す事。
対丈と言っても
・おはしょりを作るには足りない
けれど、そのまま着るには余ってしまう
という場合がありますが、この場合は
余り布を帯の中に隠してしまいましょう!
普段よりも少し腰紐を上にすること(帯で隠れる位置)
帯結びは、タレ部分があるようなものだと
自然と着る事が出来ます!
私も身長が167cmと大きいですので
短いものは対丈で着る事があります。
(↑帯下部分を見てください。おはしょりがありません)
3.ワンピースのように着る
こちらは礼装では通用しませんが、
個人が普段で着る場合には全く問題ないです。
そもそも足りないものは短く!
そして足元はブーツなどを合わせれば素敵に着こなせますよ(*^^*)
以上、着物が短い!裄が足りない!時の
3つの対処法となります。
あなたの和服ライフにもっともっと幅が
拡がりますよう!
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