【食べる!草木染め】~あなたの身近な色は大丈夫?~
先日【草木染めワークショップ@日本橋】を開催し、
無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました(*^^*)
最近草木染めの内容ばかりなので、
最初にお伝えしておきますが、
今回のブログも草木染めについてです。
そして、ちょっと独り言のような記事になります。
わたしが草木染めをはじめたきっかけ
実は私が草木染めを始めたのは、栗の渋皮煮を作った時に出る煮汁の色が非常に濃かったので、
「これで、染め物が出来たら面白いな」
と思ったからです。
そして、染料について調べていくうちに
今まで知らないことが本当に沢山出てきました!
・茜色(あかねいろ)というのは、赤い根の植物から染めた色だから
赤根→アカネ→茜という名になったこと
・世界初の人工染料は、マラリアの特効薬を作ろうとした際に
副産物としてできたこと
・わたしたちが日ごろ見ている色は、
人工的に作られたものが殆どだということ
・2015年に合成染料として衣服などへの使用が禁止されたものがあるということ
・工場などで染められた後の染色液はそのまま廃棄できないこと
また、実際に染めを行う過程で、
天然のものから色を取るには、
非常に多くの材料が必要だということ
もわかりました。
科学の発達で、合成染料が大量生産できるようになり、
発色の良いものが簡単に、安価に作られるようになり、
生活の中にも浸透しています。
反面、2015年に使用が禁止されるような
染料を、近年まで普通に衣類に使っていたということも
驚きました。
そんな中、古くから行われている方法は
安全だということを再認識しました。
そして、植物から抽出したものには、
虫よけの効果があったり、
アンチエイジングの効果があったり、
抗酸化作用があったり、
消臭効果があったり・・・
ものすごく嬉しい効果に溢れているんです!
考えてみれば当たり前ですが、
染める材料となる植物は、
動物のように自分で動くことができません。
自らエネルギーを作り出し、
外敵から身を守りながら
成長をしている
生命力にあふれた存在なのです。
あらためて植物の素晴らしさを実感しましたし、
合成されたものでなく、自然の力を
身にまといたいと感じました。
食べられるもので染める
今回の草木染めワークショップでは、
草木染めの材料が口に入れても大丈夫なものであることを
感じて頂くために、
当日のシークレット企画として、
・藍の葉で作ったお茶
・栗の渋皮煮と黒豆
を飲んで、食していただきました。
例えば、あなたが普段使っているハンカチを染めている材料は
口に入れても平気なものでしょうか?
あなたが普段着ている服を染めている材料は
どんなものから出来ていますか?
普段まったく意識もしなかったことだと思いますが、
あらためてここが重要だと認識しました。
わたしはキッチン染め専門で
家のキッチンで染めを行っているので、
染めることと食べることを
つなげて考えています。
食べて美味しい!飲んで嬉しい!染めて楽しい!そして環境に優しい!
そんな草木染めって非常に魅力的ですよね。
現代の人々は出来上がり品ばかりみている
現代の人は、出来上がったものしか目にする機会がなく、
その材料が何だったのか意識して暮らしている人はほとんどいません。
けれど、わたしたちが身にまとうもの、
日々口にするものはやはり、
【安全】であることが絶対条件だと思うんです。
最近の子にアレルギーが多いのは、
食品添加物や加工品を取り入れてきた結果だと言われていますが、
これは、もう少し視点を上げると着るものや身につけるものも
例外ではないと思うのです。
だから・・・
もう少し、植物のパワーを取り入れられる生活を
衣食住を通じて
自分自身で実験して、良かったものは
皆さまにもどんどんシェアしてしていきたいと思います。
(食では、米や味噌などについても
これからブログで発信していきたいと思います)
今後は、より【食べる】に重点を置いた
草木染めの材料を使ったワークkショップも考えていますので、
楽しみにしていてくださいね(*^^*)
それでは、本日も最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました!
「日本人で本当に良かった!」と心から感じる時間が増えることを応援してます!
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