2022年「処暑(しょしょ)」はいつ?8月23日~9月7日まで 日本の暦~二十四節気

処暑2022
ユキ

まだまだ日中は厚いですが、朝夕がぐっと涼しくなって随分と過ごしやすくなりましたね

なでしこ

そうですね(^^)お盆が明けると、「もう、夏も残りわずかだなぁ~」と
感じますし、最近、夜もクーラーなしで寝られる日も増えてきましたね。

ユキ

8月23日~9月7日までは、二十四節気でいう秋の2番目の節気、処暑(しょしょ)なんですよ。
聞きなれない言葉ですが、残暑と同じような意味です。
今日は処暑について学びを深めていきましょう♪

目次

秋の2番目の節気、【処暑】は、暑さ落ち着く頃

8月23日は処暑(しょしょ)です。また、8月23日~9月7日までの約2週間のことも処暑と呼びます。

『処』という字は、お休み処、食事処
など、場所を表す意味で使われることが多いですが、

①とりはからう ②場所 ③おる、いる ④おちつかせるの意味を持ち、
(漢字ペディアより)
④の落ち着かせるという意味で、『暑さが落ちつく頃』=『処暑』です。
暑い場所ではないんですね(苦笑)

8月7日の立秋よりも更に、朝夕が涼しくなり、過ごしやすくなりましたし、
「日が暮れるのが少し早くなったな」と感じている方も多いのでは?

処暑の旬の味覚

ぶどうや梨、キノコや栗など…
楽しみな食材ばかりですね。
魚はサンマやヒラマサが美味しくなってきます(*^^*)

二十四節気とは・・・?

1.立春2.雨水3.啓蟄4.春分5.清明6.穀雨
7.立夏8.小満9.芒種10.夏至11.小暑12.大暑
13.立秋14.処暑15.白露16.秋分17.寒露18.霜降
19.立冬20.小雪21.大雪22.冬至23.小寒24.大寒

二十四節気とは、一般的に用いられる四季、春夏秋冬をさらに細かく、
それぞれ6つの季節に分けたもので、太陽の動きを元に定めたものです。

365÷24=15.20… おおよそ15日毎の季節を表した言い方で、月に2回ずつあります。

平安時代に広まり、日本古来のものと思われていますが、
実は発祥元は中国となります。

農業の目安として取り入れられたものですが、
二十四節気を意識しながら生活すると、

旬のもの、季節を実感でき、暮らしが、心が豊かになっていきます。

処暑の草花

処暑の草花

萩(はぎ)

夏に開花し、9月に見頃を迎えます。日本人には親しみのある花で、秋の七草のひとつとしても知られています。万葉集では桜や梅以上に多く詠まれている植物で、花札でも7月の植物として描かれています。

また、お彼岸にこしらえるおはぎは萩の花のプチプチとした見た目を粒あんに見立てたのでしょう。対して、春のお彼岸でお供えするのは牡丹餅(ぼたもち)。こちらはこしあんでつくられます。

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女郎花(おみなえし)

こちらも秋の七草のひとつです。日当たりの良い場所で見かけ、黄色の小さな花を咲かせます。似ている植物で男郎花(おとこえし)があり、白い花を咲かせ、女郎花よりも力強い印象の花です。名前の由来は、男性が白いご飯、女性が黄色い粟ご飯を食べていたことからだとか….。

処暑の装い

教科書的には9月に入ったら単衣ですが、日本は南北に長い国。それぞれの体感を大切にするのが良いと考えます。個人的には、9月中旬くらい、地域によってはお彼岸ごろまでは浴衣や夏物でも良いと思っています。

着物ライフをこれから始めよう!という方で、単衣着物を持っていない場合、浴衣でも十分対応できます。着方で盛夏との違いをつけるなら、

  • 中に長襦袢を入れる
  • 色味をより濃い色に寄せる
  • 足袋を着用する

などの工夫をすると良いと感じます。

処暑の草花で紹介した女郎花を処暑の頃に着ることで秋らしさを感じさせるのではないでしょうか?よく見ると他の植物と一緒に描かれていることも多いです。

9月でも洋服では半袖の方はたくさんいらっしゃいますよね!着物が日常着とは言えない現代では、教科書的なルールを守ることよりも体感と工夫をして楽しく着ること。そして、着物を着ない人がアレコレ口出しをしないこと(←ココ重要!)が大切だと思っています。

処暑の風習:関西では当たり前?地蔵盆ってどんなもの?

この時期、関西地区では地蔵盆が行われます。
お地蔵様の周りには提灯を飾り、お供え物をします。

毎月24日が地蔵菩薩の縁日であり、お盆に最も近い、旧暦の7月24日、
現在の8月24日前後で行われているものを【地蔵盆】とよびます。
(地域によっては7月のところも)

お地蔵様は【子供を守ってくれる】ということから、
子供たちを中心に【数珠繰り(数珠回し)】
(輪になって大きな数珠を回す)が行われたり、

お地蔵様にお供えされたお菓子は、
最後は子供たちに配られるので、子供たちにとっては、
夏の終わりにある、とっても楽しみな行事なんですね!

処暑のお祭り:富士吉田の火祭り

富士吉田の火祭りは、日本三大奇祭として知られています。毎年8月26~27日に行われ、富士山の山じまい【鎮火祭】です。山梨県富士吉田市にある、北口本宮冨士浅間神社、諏訪神社のお祭りで、明神神輿、山神輿の2つの神輿が2日間に渡り、街を渡御します。

JAPAN GEOGRAPHICさんのYouTubeより(はじめのダイジェストを見るだけで雰囲気が伝わります)

日が落ちてから松明が点火されますが、ひとつひとつの松明の大きさと数…圧巻ですね!いつか実際に訪れて、この熱気を体験してみたいと思います。

ご祭神

北口本宮冨士浅間神社

木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
彦火瓊瓊杵尊(ヒコホノニニギノミコト)
大山祇神(オオヤマヅミノカミ)

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諏訪神社
建御名方神(タケミナカタノカミ)
八坂刀賣神(ヤサカトメノカミ) 

吉田の火祭り、浅間神社、諏訪神社についての記事はこちら【執筆中】

次回の二十四節気は、白露【はくろ】9月8日~です。

本日も最後までご覧いただき、誠にありがとうございました(*^^*)

写真・イラスト:PHOTOAC・イラストACより

参考サイト:着物の柄

北口本宮冨士浅間神社

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