通販/ネットで失敗しない「リサイクル着物」の買い方

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オトナ和服のユキ 年間200日和服生活
ユキ
今日はわたしもよく利用するリサイクル着物について、買い方のポイントを解説します(*^^*)
目次

コスパ最高!10万円の価値のものが1万円でおつりがくる世界

 

「普段着で着物を気軽に着てみたい(*^^*)」

そんな願いを叶えてくれるのがリサイクル着物です。

元値の1/10は当たり前ので、単純計算すると、
10万円のものを1万円で買うことができるというのはザラ。
おつりがくることも少なくありません。

わたしもよく利用しています。
例えば…ネット購入だとこちら

 

 

 

 

▲呉服・リサイクル着物
アンティーク着物のシンエイさんより、着物と帯
https://www.net-shinei.co.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

▲アンティーク着物・リサイクル着物・中古着物のICHIROYAさんより着物
https://japan.ichiroya.com/

 

元々の持ち主がどれくらいのお値段で手に入れたかは分かりませんが、
中には元値の1/10より、もっとお安く手に入るものもあるでしょう。

リサイクルと聞くと、

「使用感があってすぐにダメになりそう」
「清潔感はどうなの?」

と、心配なさる方もいらっしゃると思いますが、
今日は絶対に失敗しない、リサイクル着物の買い方をお伝えしますので!
最後までご覧くださいね(*^^*)

 

リサイクル着物が店頭に並ぶまで

リサイクル着物と言っても、その着物が店頭に並ぶまでに様々な経緯があります。

・もう着なくなったから売った
・故人が保管していたが、引き継いだ人が活用出来ず売った

などが考えられますが、その中でもお宝モノ

しつけ糸付き

の状態のものです。

しつけ糸は、付いたまま着ることはありません。
(たまに無精な人は、下前や長襦袢をしつけ糸付きで着ますが・・・)

ただ、そんな無精な人も、着物の上前と袖部分は見えるところなので
外しています。必ずです。

 

ということは!
着物でしつけ糸が付いたものは、
誰も袖を通していない
可能性が非常に高いのです。

 

「でも、そんなことってあり得るの?」
と思ったことでしょう。

 

あなたも、デザインがとても気に入った洋服を買ったけれど、
実際に着ていく機会や場所に恵まれず、終いには忘れてしまった…
なんて洋服がタンスに眠っていませんか?

わたしは…昔はありました(汗)

 

「着ようと思って、仕立てたけれど、結局着なかった」パターンで
リサイクルショップに商品として置かれているものは存在します。

未使用品という記載をつけている丁寧なお店もあります。

 

また、しつけ糸付で未使用ではないけれど、美品もあります。

「洗い張りに出した後着なかった」というパターンです。

洗い張りというのは、着物のクリーニング(丸洗い)とは全く別物で、
一度仕立てた着物を全て解いて元の反物の状態にし、
洗いにかけてから再度仕立て直すという作業をしています。

 

洗い張りに出す着物は大切にしているものしかありません。

 

なので、仮にそれが洗い張り後だったとしても
どこかの誰かがずっと大切にしてきて、
着物のお手入れをしようと洗い張りに出し、
結局その後着る機会がなかった・・・

 

という、これも非常に品が良いものである可能性が高いのです。

 

リサイクルという視点で失敗しないためには、

しつけ糸付、しつけ付

を狙ってみましょう!

 

購入時にここだけは注意!サイズでみるべき3点

次にサイズです。

リサイクル品なので、反物ではなく、出来上がったものです。
ここで確認すべきは、3つ。

・身丈(みたけ)
・裄(ゆき)

まずは、この2つです。

身丈は着物の長さで、女性の場合は、自分の身長と同じくらいが良いと言われています。
手元に参サイズの着物がある方は是非、計ってみてくださいね。

 

は首の付け根部分から袖までの長さです。
63センチくらいだと、腕が長い人はちょっと足りないと思います。
(わたしの場合は身長167cmで裄は67以上を狙います)

 

裄の長さが少々短い分には、
普段着としてそんなに気にしなくても良いかもしれませんが、
手持ちの長襦袢の方が裄が長いと着物から襦袢が飛び出してしまうので、
こちらも確認してくださいね。

 

補足説明
ちなみに…わたしは長襦袢を自分用に何枚か仕立てましたが、
リサイクル着物や譲ってもらった着物を着ると、長襦袢の方が長くて
袖口から飛び出してしまうことがあります。

でも、1枚1枚着物と長襦袢をセットで揃えられないですよね?

そんな時に使っているズルい裏技も今後別記事でご紹介しますので、
是非参考に(*^^*)

 

 

購入ボタンを押す前に最後にこれだけは確認して!

さぁ、2つのサイズをチェックした!着物も気に入った!
「いざ、購入!」・・・の前に最後にひとつだけ確認。

袖丈を見てください。

一般的な袖丈は1尺3寸(約49cm)

ただ、時代によっては、袖が長いものが流行った時期があります。
1尺5寸(約57cm)くらいのものもあるんです。

1尺5寸の着物に1尺3寸の長襦袢では…

こんな風になってしまいます▼

 

 

 

 

 

 

 

2寸(約8cm)の差は案外目立つものです。

最後に袖丈を確認してOKだったら
「大切に着ます♪」という気持ちと共に

購入ボタンをクリックしましょう(^^)/

 

着物との出会いは本当にご縁です。
あなたの手元にやってきてくれた着物は
子供のように可愛がってあげましょう♪

ぜひ、長く、たくさん着てあげてくださいね。

貴女の和服姿が、あなたの周囲の人とあなた自身を喜ばせます。

これからも、福を運んでくれる和服を着て、たくさんの人とつながり、
自分で着るものを選んで、人生をより良くしていきましょう。
そんなあなたを心から応援しています(*^^*)

 

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