和室の【畳】に現れる日本人が大切にしてきた心遣い~Vol.68【畳】~

Pocket

オトナの気軽にdaily”和風”レッスンVol.68【畳】

この記事を書いた人
オトナ和服のユキ 年間200日和服生活 和服生活を通じて積み重ねた知識、
日本のこと、季節のこと、行事のこと、名字のこと、家紋のこと、和服のことなどを発信しています
ユキ
7月も中旬で来月のお盆の時期の予定が気になる頃になりました。
お盆の時期には、家族や親戚と集まる機会も増えますよね。
田舎に帰った時の畳の部屋って、なんだか落ち着きませんか??
なでしこ
そうですね!おばあちゃんの家にはまだ、畳の部屋があって、
そこに親戚が集まります。

普段と違う低いテーブルで食事をいただく時、
最初は座り方に戸惑いますが、畳だとそのままゴロンと出来るし、
フローリングのように固くないので、リラックスできるなぁ~とも思います。

3分でグッと理解が深まる”和”の情報を発信

オトナならぜひ知っておいて欲しいこと。 教養、常識、マナー、伝統、
子供にみせていきたい姿を 日々わかりやすく紹介していきます(*^^*)

発行者:onomik  オトナの気軽に和服レッスン主宰 かつた ゆき

――――――――――――――――――――――
7月8日【畳】

★【畳】の語源は畳むから!古来はゴザなどの薄い敷物だった件
★敷き方にも意味があった?祝儀敷きと不祝儀敷き
★畳の縁を踏んじゃいけないのは、どうして??

――――――――――――――――――――――

Youtube動画で確認する▼クリックで再生します
注)音声アリ

日刊で配信を受け取りたい方は、以下からチャンネル登録後、ベルマークのタップをお願いします!

 

文章で読む方は以下から読み進めてください▼

———————-

【畳】の語源は畳むから!古来はゴザなどの薄い敷物だった件

和室に使用される畳。

現在は洋室が多くなり、
和室で過ごす時間が少なくなって
畳と接する機会が減りました。

ですが、暑い時期になると、い草マット
活用しているお宅も多いのでは?

あのひんやりした感じ、香りが心地良いですよね!

 

それもそのはず!い草には、

『フィトンチッド』

という森林と同じ芳香成分が含まれ、
殺菌作用まで
あるそうですよ~。

やはり、日本人が昔から使ってきたものって
心にも体にもよいですね(*^^*)

 

元々、畳むからきており

部屋に敷き詰めるようになる前は、
畳んだり
重ねたりしていて、
現代の私たちのい草マットの使い方とほぼ同じです!

 

敷き方にも意味があった?祝儀敷きと不祝儀敷き

ちょっと驚きなのですが、江戸時代には、
畳の敷き方で、


祝儀と不祝儀を区別

していました。

————–

・角が十字にならないのが祝儀敷き
(一般家庭はほとんどこの敷き方)

・角が十字になるのが不祝儀敷き
(寺や和室の大広間でもあり)

————–

なんだかパズルみたいですが、
縦と横の長さが1:2だからこそできる、

技であり、日本住居って
奥が深いと感じずにはおれません
(*^^*)

 

葬儀の時に不祝儀敷きにするのは、
通常と異なったやり方にすることで、
いつもとは違う場や時間であることを表し、

これを【逆さ事】と言います。

この世とあの世が逆の世界であるという
考えからきているんですね。

 

この、【逆さ事】は、
亡くなった人の着物の衿合わせを
通常とは逆にしたり、
帯を縦結びにしたり、逆さ屏風などでも
表現します。

 

また、畳の敷き方ですが、
床の間や、襖の前など、

人の出入りがある場所は、畳はその箇所と平行になっており、

使う人が心地よく

さらに、

摩耗が少ない敷き方

であるのも、日本ならではの文化であり、
素晴らしい心遣いですよね!

 

そんな畳は世界共通語、ローマ字表記で【TATAMI】で通じるそうですよ!

 

畳の縁を踏んじゃいけないのは、どうして??

和室の作法で、

畳の縁を踏んではいけない

って言われたことありませんか??
(わたしはあります(;^_^A)

 

理由はいくつかあるようですが、

<理由1>
畳縁(たたみべり)には、家紋をあしらったものが使われており、
「踏むのは恐れ多い」というのが昔からの考え方。

昔は畳縁の模様や色で身分を表す時代がありました。

家紋が入ったものも多く、家紋は代々の家系そのもの
つまり、ご先祖様の代まで遡るということですね。

 

そんな家系を表すシンボルは、
たやすく踏みつけることはできませんね。
なるほど、納得!

理由が分かれば、自然とそれが振る舞いにも表れて
心遣いが出来る人になれますよ(*^^*)

 

<理由2>
・忍びが畳と畳の隙間から剣を差し込んで
暗殺を企てるから!

腰に刀を携えていた武士の世では、
常に命を狙われる危険性がありました。

天井裏や床下に敵が潜んでいてもおかしくありません。

 

現代に置き換えてみて
そこらじゅうの人がナイフを持っていたら
かなりおっかないですよね…(*_*)

自らの命は自ら守るということが
【畳縁を踏まない】というところまで

徹底していたのではないでしょうか!

 

<理由その他>
・畳縁を
作った人への敬意の気持ち

畳が歪んでしまうからとか


色々言われますが、どれもその通りだと思います。

また、畳縁は、境界(結界)とも考えられ

和室の作法でも非常に大切にされていますよ。

 

それでは、本日のレッスンはここまで。

最後までご視聴いただき、誠にありがとうございました(*^^*)

 

イラスト:イラストACより

Pocket

この記事を良いと思ったら紹介してください(*^^*)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です